お仏壇の種類

お仏壇とは従来、信奉されるご寺院の内陣をミニチュア化したものでした。そこには極楽浄土が再現され、仏様の前で過ごす厳かな時間が作り出されてきました。また、豪華絢爛に装飾された金仏壇に木地・彫刻・漆塗り・金箔・蒔絵・彩色・錺金具など数々の日本の伝統技術を見ることができます。

若林佛具製作所では、仏間に備える大型のものから小型の上置きまで幅広いラインナップのお仏壇を取り揃えるとともに、思い出のお花を蒔絵として施したり、故人にまつわる図柄の彩色を施したり、お好みに合わせたオーダーメイドのお仏壇までお作りしています。オーダーメイドでのお仏壇は、文化財の修復にも携わる京都の伝統工芸の職人たちが生み出す技術をふんだんに用いております。

伝統的な形状ながら、木目の美しさを生かしたデザインが現代のライフスタイルにもよく合います。黒檀や紫檀、国産のケヤキや屋久杉など銘木として親しまれている木材を使用したものもあり、それぞれの個性を感じさせる木目の表情があります。

欄間などに施された彫刻が質の良さを物語るとともに、存在感はありながらも主張しないお仏壇といえます。唐木仏壇には落ち着いた風合いの中に、木地自体の質の良さが親しみを感じさせ、また日常の取り扱いが容易であることも取り入れやすいお仏壇としての特徴です。

モダン仏壇（家具調仏壇）は、今のお住まいの雰囲気に合わせてお選びいただけるお仏壇です。様々な色や素材、質感とともに、比較的小型のお仏壇も多く洋風のリビングにもよく合います。最近では大きさも家具に合わせた薄型のものや、壁掛け型などインテリアや今のお部屋に合わせた幅広い取り入れ方ができるお仏壇です。

また、お飾りの仕方も簡易なものが多く、宗派を問わずどなたにでも気軽に置いていただけるお仏壇といえます。本格的なものには少し抵抗があるけれど、大切な故人を想う場所や手を合わせる時間は暮らしの中に取り入れたい。そんなお客様にお勧めです。